栄養科では、医師の指示に基づき、入院患者様の治療食をそれぞれの病態に合わせて提供しております。
2011年4月より「院外調理」を導入し、衛生的で安全な食事を提供しております。
入院中は患者様の栄養状態を評価し、食事量や内容を調節して食べやすい食事の提供を心掛けております。
口から食事をとることができない患者様には、状態に合わせて経管栄養などを用いて栄養管理しております。
当院には管理栄養士が2名在籍しており、医師の指示に基づき、対象疾患をおもちの入院患者様・外来患者様への栄養指導を行っております。無理なく続けられる食事内容の提案、指導をさせていただきます。
部署理念
栄養管理の実践により、安全な食事の提供をおこないます
基本方針
- 患者様の栄養状態を確認し、栄養管理をおこないます。
- 患者様の応じた、適切な栄養指導をおこないます。
行動指針
- 業務改善と働きやすい職場づくり
- 入院、外来の栄養指導の充実
施設基準
- 入院患者様の栄養管理、食事管理
- 入院栄養食事指導(入院時2回まで)
- 外来栄養食事指導(平日午前または午後要予約、約30分)
栄養科の様子
栄養科では、医師の指示のもとに、入院患者さんの治療食をそれぞれに合わせて提供しております。2011年4月より、「院外調理」を導入し、衛生的で安全な食事提供方法を行っております。
適時適温は、再加熱カートを使用し、温かい料理は温かく(65℃~70℃)、冷たい料理は冷たく(5℃以下)して、患者さんのもとへ運び、お出ししております。
入院中の食事管理
入院中は治療食の説明や、食欲のない患者さん・嚥下困難な患者さんの栄養状態を評価し食事量や内容を調節するために病棟訪問を行っています。
また、医師・看護師・薬剤師などの医療従事者が共同して栄養管理を行っています。
食事形態は、一口大・刻み・ミキサー・ゼリー・ソフト食と対応しております。飲み込みの悪いかたには、とろみをつけたりして対応しております。
入院前の食事摂取状況や入院時の食事摂取量をもとに、食事形態の変更や、食事量の調節を個々人に合わせて、提供していきます。
ソフト食(ムース食)
口の中で食塊形成のむずかしい患者さんや、刻み食で誤嚥しやすい患者さんなどに提供する食事です。
ムース状になっており、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく召し上がれます。
ハーフ食
食事が入りにくい(一度にたくさん食べられない、少食)、食欲不振の患者さんを対象に、食事を通常の約1/2量にし、栄養補助食品などをプラスして、不足した栄養分を補うようにした食事です。口の中で食塊形成のむずかしい患者さんや、刻み食で誤嚥しやすい患者さんなどに提供する食事です。
口から食べられない方の栄養管理
口から食事をとることができない患者さんでも、消化管が機能している場合には、濃厚流動食にて、対応させていただいています。液体と半固形とありますが、患者さん個人の状態に合わせて、ご用意し、栄養管理をさせていただきます。
入院時栄養指導(随時)
退院後も継続して適切な食生活ができるように、入院時・退院時の食事栄養指導を行っています。糖尿病・脂質異常症(コレステロール・中性脂肪が高い方)・高血圧(心疾患)などの疾病をお持ちの方はもちろんですが、嚥下困難、食欲不振についても、ベットサイドへお伺いし食事指導・相談させていただきます。また、食べ物の形態やご家庭に帰られたときの調理方法について説明などを行いますので、遠慮なくご相談ください。
外来栄養指導(平日午前診療中 30分程度・午後は予約制)
食事指導が必要な患者さんやご家族などを対象とし、医師の指示のもとに個別で栄養指導を行っております。患者さんの生活スタイルに合わせて、食事内容の改善、無理なく続けられるように指導・支援させていただきます。